「南中学出身、。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
その女はさも同然のようにそういって席に着いた。
そう、まるで某小説の主人公のような言い方で。まぁ、その某小説は俺の世界にはないものだ。
そう、これはまるで斬新な自己紹介。
今日は高校の入学式。自己紹介のとき後ろの席の女はさも同然のようにいった。
、学年主席。やらせればなんでもこなす天才肌。絵をかけば人が感動し、歌声を響かせれば何人ものの人が涙を流す。
見た目はかなりの美少女なのだが、その性格は唯我独尊・傍若無人・猪突猛進であるため、クラスで浮きまくり。
なんとも不思議なことに自分から孤立していった。
俺は野球部に入部し、このクラスでは水谷、花井、篠岡が野球部である。
その中篠岡が必死にに話しかけていた。
「さん。」
「ん?なに?」
なんとも面白くなさそうな顔で対応する。
そういえばこいつはすぐ自分にあまり関係のないことは話を断ち切ってしまう。
「毎日髪型かえてるよね・・・?」
「ええ、まぁそうかもね。」
そういえばそうだ、月曜はしばらず、火曜はポニーテール、水曜は二つしばり、木曜は三つ編、金曜は四つでばらばらの箇所をしばりとめている。
そうするとある法則性がみつかるのだ。
1、2、3、4・・・とそれの繰り返しだ、そう予測するとどう縛ってるかわからないが土曜は5、日曜は6、でまたリセットってことだろうか。
「それ、法則性があるよな、なんだ、なんかの儀式か?」
俺がそう尋ねると突然目を子供のようにきらきらさせ俺に飛びついてきた。
「どうしてわかったの!?」
そうだったみたいだ。
水谷と花井も集まってくるとその話を聞いた。
「こうやって宇宙と交信するのよ!だって早く会いたいじゃない!?」
誰とだ。
さすがの水谷も花井も苦笑いである。
「何が目的なんだお前は。」
「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと!」
なんてことだ。こいつは頭が狂っている。
そんなことであんな自己紹介?っていうかもうこいつ高校生だろう。
考え方がまるで子供。お子様。である。
「うふふ、おもしろいんだね。さん。」
「篠岡さん、わかってくれるの!?」
こう美少女にきらきらした目でそういわれるのは弱い。
篠岡とはすぐに仲良くなったみたいだ。
とは、少しずつ話すようになった。
今日の練習中。それはおきたのである。
「なぁ、阿部。」
なんだよ花井。
と話をきく。
「俺さ、実はああやっての話聞くけどさぁ・・・。」
あぁ、相変わらずだよなぁ。
「俺、実は超能力者なんだ。」
・・・は?
冗談はよしてくれ。お前ついに頭が狂ったのか?それともに感化されちまったのか?
「あーそんなことか。」
泉はそれをさも同然と受け止める。
なんで普通のように話しているんだ?
「おれ、報統合思念体の対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースだぜ?穏健派だけど。」
なんだそのクソ長い名前は。
「あ、判りやすくいうと宇宙人だ。」
俺は口にふくんでいたスポーツドリンクを噴出した。
「あ、阿部くん。」
なんだ三橋。お前も何かあるのか?
ボールのサインなら前教えただろう。
「お、おれ、この時代の人間じゃ、ない。未来からきたん、だ!」
俺はもうパンク寸前だよ。
なんでそんなことが起こってる・・・?
どうしてだ?
「「「俺達、を観察して情報を届け、とりあえず、を守るためにいるんだ。」」」
あぁ、誰か、俺の普通の生活を返してくれ。
阿部隆也の憂鬱。