「・・・・え・・・・。」


ただ唇に残る体温と驚きが隠せない。

貸切状態の電車のなか西浦ーぜと準太と利央

、?」


「阿部くん・・・?」


「今のなに?」

「元希くん・・・に・・キスされた?」



「おまえ・・・元希さんのなに?」

「なにって・・・。」

「どうしてキスされてんの?」


「元・・・・さん・・・おま・・かの・・なの?」



フラっとまた眩暈にみまわれた。





10.Jeunes circonstances






っ!!!」


廉が叫び近くの席の準太がを受け止めた。
の体が熱い。


「・・・?おまえ!!」

準太がのおでこに手を当てる。
とてもその額が熱かった。


「こいつ、すげえ熱あるぞ!」

普段慌てない準太がすごい慌てていた。

きっと先ほどの海でよく乾かさなかった体。
冷えた体に湿った服。
涙目になり火照った顔荒い呼吸。

準太はこんなを見たことがなかった。
さらにシニアよりも体重が確実に落ち軽くなった体。


?」

、どうしたんだよぉ?!」

廉と利央はすでに涙目というか泣いていた。

「落ち着けよ三橋ー!熱なんだろ!?俺の上着貸すよ!」


田島がセーターをとりだしぐるっとにまきつける。


「三橋・・・くん?」


「は、はい!」

「俺、桐青の高瀬。とは中学んとき同中だった。俺が送っていくけどいい?」


「お、お願いしま、す。」

「俺もついてく。」

阿部が負けじと前に出た。


結局西浦ーぜと準太と利央が家までくることになってしまった。



途中意識が戻って準太の背中の中でが目を覚ました。


「じゅ、準さん・・・?」

、大丈夫か?」

「私・・・・」


「もーちょいで家つくからな。」

「ごめ・・ごめんなさ。。。」


「大丈夫だから。」


強さと儚さを背負った少女を準太は大切に背負った






「なーお前ポジションどこー?」

「俺キャッチャーだよぉ。」

田島と利央が話をしていた。

「お前のこと好き?」


「うん!好きだよ!」

「俺も!イイ奴だよな!」

「うん、準さんは相当のこと好きだよなぁ・・・。」

「え?アイツ?」


「うん。」

「へー。」


とろけそうな満月を利央は見上げた。


「うん・・・・好きだよ・・・。」




「ついたぞー。」


一番乗りで準太が三橋の家の前についた。
全員で家の中に入る。


「今日三橋親いんのー?」

栄口がしんとしている家に疑問をもって聞いて見た。


「あ、あう・・・ふ、ふたりとも出張・・・・。」


「飯はー・・・・?」


「た、ぶん平気・・・・。」


「えええー、なんか不安だなー・・・。」

「とりあえず寝かしていい?」

準太が姫抱っこで抱えているはさきほどより息が荒くなっていた。


「は、はい、えっと・・・こっちです。」


廉がの部屋に誘導しベッドに下ろす。


「なー。」


田島があることに気づく

って体冷えてんだろ?風呂入らなくていいの?」



『・・・・。』


「てゆーか、そのままだと悪化するから着替えさせなくていいの?」


『・・・・・!!!!!!!!』

「ば、てめ!何言ってんだ!!」


阿部が耳まで紅潮させ田島の頭をひっつかみぐりぐりと攻撃する。


「いってえ!!でも事実だろぉ?!」


「まぁそうだけど・・・・。」


そのときむくりとが起き上がる。


「わ、・・・!?平気?」


「れ・・・ん?ヘクシュ、ん。」


小さくクシャミをするとすっと立ち上がる。
ぼうっと目を半開きにし部屋を出て行く。

そしてある部屋に入る。


「ちょ、っ!?」


準太ががらっとその扉を開ける。
続いて田島、泉、栄口、水谷、阿部、花井がそこを覗き込む。
廉は必死であああ・・・っと声をあげるだけだった。



そこには下着姿のが居たのだから。


『ーーーーーーっ!!!!!!!!!!!?』

「あー、準さんだぁ・・・?」


「そ、こ、風呂で・・ス。」



「、ご、ごめん!」


「うんー・・・・・。」



すぐ扉を閉め皆でその場にしゃがみこんだ。


シャアアアアアアと生々しい音が聞こえてきた。



「うーわー・・・・。」


「水色の水玉だったな!」


「ばか田島・・・言うなよ・・・!」


「胸以外とあんだなー!」

「このやろう・・・!!少し黙れっ!」

「なんか・・・俺ずいぶん情けない・・・・。」

「じゅ、準さん・・・どんまいです・・・・。」


皆で顔を真っ赤にしている妙な集団だった。


リビングで皆でお茶を飲んで落ち着くことにした。
もう何分たったろう・・・・。



ー・・・長くねえか?」

「そういえば・・・・。」



廉ががたっと立って風呂場に行く。



「、っ!」


ガラっと扉を開ける音。



「ま、まさか三橋ドア・・・開けた?」


「てか。風呂場入ったよな・・・。」

「双子ってすげえ。」



っ!・・・!?」


廉の尋常じゃない驚き方に準太が動いた。


「どうした!?」



風呂場に準太が行くと湯あたりしたのか風呂場でぐったりしてるがいた。



「・・・!!!」


「じゅん・・・さん?」


「ちょっと待ってろ。」


火照った頬。涙目。
全て何かをそそるものだったが準太は近くにあったバスタオルを引っつかみ
を抱き上げの部屋にむかった。


「じゅんさん・・・・?」


「逆上せたんだろ?ちょっとまってくれさすがに下着は自分で頼む。」


を立たせ着替えてるときは壁をみた。


「き、ましたー。」


「パジャマー・・・とかある?」

「タンスの左から二番目・・・・。」


「俺が着せるから寝てていいよ。」

「は、いー・・・。」


(むしろ目の毒だっての・・・・!!!!!!!)


準太はいっぱいいっぱいになりつつパジャマを着せ
風呂場に戻った。

そこに廉と阿部が話をしていた。

「三橋?」

「あ、あべく、ん。」


「どうした?」

が・・・のぼせて・・・倒れて・・・。」


「落ち着け三橋君。大丈夫だよ。」


「準・・・太先輩・・・・。」


「て、適当に拭いてパジャマっぽいの着せといたから。」


「ありがとう、ございます。」

「てか、どうやって・・・?」


阿部が疑問を持つ。


「や、下着とかは自分でやらせたけどその後は俺が。」

「へ。へえ・・・・。」

「じゃあ、俺と利央は帰る・・・かな。」


「ちょっと待ってください。」

阿部が準太を引き止めた。


「元希さんと・・の関係おしえてもらえませんか?」


準太は目を見開いた。