「元希さんと・・の関係おしえてもらえませんか?」
阿部によるこの発言が
の運命に
いくつかの道を作ることになった。
11.Destin pour tourner et un coeur pour changer.
「いいのか・・・わからないけど。
そうすると君はの過去に土足で踏み入ろうとしてんだよ?」
「構いません。」
「そっか・・・・。」
準太はあきれたように笑い
利央に先に帰ってろといって
ソファーに再び座った。
「あいつ・・・。昔は三星にいたんだよ?」
「・・・・え?」
阿部は驚いたように三橋をみる。
準太はそれをみてクッと笑い問いかけた。
「あれ。三橋君言ってなかった・・?」
「は、はい。」
「うん。は三星にいて、それからある事件を起こしたんだよね。」
「事件・・・?」
「三橋君が球が特殊って話。オレに聞いたことあるんだけど。」
廉がびくっとする。
「それが原因でイジメ・・・?あったんだよね。」
「はい・・・。」
「それが気に食わなかったは。三星の部員にバッドを振り回して。」
「はぁ!?嘘だろ!?」
阿部は驚いたように席を立った。
「それが。本当なんだよね。それでは桐青に来た。」
「馬鹿か・・・アイツは・・・。」
「こっち来てからのはもう毎日死んだような目してたね。
よっぽど君が好きだったんだね。三橋君。」
「う・・・お・・・・。」
「でも俺達に会ってからあいつは変わってった。
利央と仲良くなって。すごい表情よくなって元気になったよ。」
「・・・・・。」
「そんで、今にいたるわけだけど・・・。がシニアにいたころあるよな。」
「え、エースで四番!」
「そ、それにたまたま試合を見に来た榛名が。
のピッチングと野球センスにほれ込んだ。」
「え・・・。」
「で、二人はしだいに惹かれあっていった・・・・。」
「ー!投げてくれー!」
「いくよぉー!」
シュゴオオオオオオオオオオオオ!
ストレートの中のストレート。
物凄い耳鳴りのなか女子の中ではものすごい速さの球。
「ナイピッ!」
「ないきゃっ!」
そんな中だった。
「女子の癖に・・・・。」
「なんだよアイツ・・・。」
「気にすんなよ。お前はいい投手だからな・・・。」
「うん、サンキュ。」
弱い笑みを見せる。
の捕手は投げる気を落とさせないように頑張ってフォローし続けた。
そして試合の日
榛名が試合にやってきた。
「へえ、女子がピッチャーか・・・。」
しゅごおおおおお!
「なんだ!あのピッチング・・・・・。」
それは。いわゆる榛名の一目ぼれだった。
「(ちょ、ちょっと可愛くねえー・・・?)」
試合は圧勝で終わり帽子をとったから短い短髪がふぁさっと揺れた。
更衣室から出てきたを待ちわびるように榛名が立っていた。
「おつかれさまでした!」
「おう、じゃーなー!!」
「あ、あの。」
「え?」
「オレ。榛名っていうんだけど・・・・。」
「あ、!応援見てくれましたよね!見てましたよ!」
「あ、はぁ。」
「あ、あたし三橋です!」
「お、オレ榛名元希・・・。」
ここからがすべての始まりだった。
と榛名はお互いの素質が似ていて。
その後のと榛名は自然と惹かれあって行った。
その後、榛名は中学の野球部で膝を壊すことになる。
病院に言った後、は榛名に呼び出され海に来た。
「・・・・オレ、野球やめる。」
「ど、どしたの・・?元希くん・・・・。」
「半月版損傷・・・・。だった。」
「え・・・・。」
「だからオレ・・・・。」
「ねぇ。元希くん。」
「ん?」
「元希くんのなりたいものってなに?元希くんは何がしたいの?」
「え・・・・。俺は・・・・。」
「元希くん・・・野球やめないで・・・。」
「・・・・。」
「元希くん。野球、やめないで・・・・。元希くん、私、シニアで待ってる。」
ぎゅっと榛名がに抱きついた。
あやすように榛名の頭を撫でるを夕日が照らした。