「準さん、りおー、ありがとお。」
「うん。」
「はやく元気になれ!ね!」
「うあー・・・ありがとおー。」
02.Les Miserables
from:三橋
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件名:実はね
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本文:やっぱり、野球
は続けたいけどできる
環境が私にはないよ。
だからマネジやろっ
かなって・・・。
from:三橋廉
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件名:なら
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本文:が、野球嫌い
になっちゃたのかと
思ってびっくりした。
なら俺も見るだけ
行ってみる・・・・。
おやすみ。明日気を
つけてね。
「――――――ッ!!!!!廉はかーいぃなぁー!」
多少にやにやしながらケータイ画面を見つめる。
私は明日実家に帰るのだ。途中、群馬によってルリに挨拶しにいこうと思う。
「ルーリー!」
「あ、!」
「グッドイヴニン!ルリルリ!」
「びっくりしたー急にこなくてもいいじゃん!」
「えへ、ごめん。あれ、リューは?」
「リューなら出かけたと思うけど。」
「ういこれ。お土産ね。」
「あ。ありがと。気が利くね。」
「まーね。あと。さ、」
「ん?」
「中学のとき、迷惑かけてゴメン、ね。」
「・・・!気にしなくていいって。ばか。」
「ん、ごめんね。いや、あはは。んじゃあ私そろそろ帰るね。」
「うん。また今度ゆっくりきてね。」
駅に向かう途中会いたくもない人物にあってしまった。
「・・・・・・・・三橋。」
「・・・畠。」
ぎっと睨み付ける
こいつが廉の三年をだめにしたんだ。
「お前野球これから続けるのか?」
「続けちゃ問題でもある?」
「いい加減止めろよ。お前が甲子園いけるわけないんだから。」
「関係ないじゃん。しかもなんで勝手に決め付けてるわけ?」
準さん・・私負けないよ・・・。
こんな奴なんかに、負けたくない。
「お前なんかが甲子園いけるわけないだろ!」
「誰が決めたわけ!?」
「甲子園に女は出れねえよ!どうせお前ら双子がでれるわけねえよ!」
「廉を悪く言うな!!!!」
「あんなダメピがアニキでこんな野郎が妹か!お似合いだな!」
畠はそれだけ言うと去ってしまった。
くじけたわけじゃない。
くじけたわけじゃないよ、準さん、りおー。
でもね、すっごいわかりきったこといわれるとね悔しいんだよ。
廉がダメピとかじゃなくて。私が甲子園に自力でいけないってこと。
地元に、駅について
準さんに自然と電話をかけていた。
ワンコールで準さんは私に気づいてくれて
電話にでた。
「準さん、あのだけど。」
「どう、したの?すっごい泣きそうだけど。」
「じゅ・・じゅんさ・・」
「・・・・・・・・・いまどこ?」
「え、駅。」
「待ってろ。」
すぐ自転車で準さんは来てくれた。
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・準・・・さん?」
「っ!」
「準さぁんっ!」
「・・・・・・・・。おいで。」
準さんはやさしく抱きしめてくれて
「じゅん・・・さん・・・・。」
「。どうした?なにがあった?」
「・・・やっぱり、女の子は行けないね。甲子園。」
「・・・・。つれてってやる。つれてってやるって。」
「じゅん、さん。」
「・・・・、少し休みな?」
「うん、」
「夏大。までさ、それまで休みな?それまでに復帰すればいい。」
「・・・・ありがと、準さん。」
二人で手を繋いで星空の下を帰った。
「ありがと、準さん送ってくれて。」
「ん。いいよ。じゃあな。」
ぐしゃぐしゃと私の頭を準さんは乱暴に撫でると
自転車にのって帰っていった。
私は三橋の表札のドアをあける。
「ただいま!」
「・・・!おかえり、!」
「久しぶり!廉!」
思いっきり廉にぎゅっと抱きつく。
「う、お!」
「おかーさんおとーさんもただいまー!」
「おかえり。」
「んーおかえり!」
「あはは。まだ治ってなかったのね・・廉依存症。」
「・・・ダメ?」
「いや、いいけど、あんた彼氏できないわよ?」
しばらく廉に抱きついて
離した
「ふぅー充電完了。」
「?」
「うひ、」
「ふひ、」
「キャッチボール、する?」
「うん!」
さて、いつ廉に野球少し休むって言おうか。