「上手く響かないな・・・。指を早く動かさなきゃ・・・・。」
弦を構えてまた弾きだす。
集中して今度はいい音をと。
07.Un ton
「、入る、よ!」
「ちゃん!文貴でーす!」
がちゃと部屋を開けるとがものすごい速さで弓をうごかしていた。
かなり難しい曲なのだろう。
防音だったためかいきなり部屋をあけた野球部はびっくりしていた。
「あれ、が、三橋の妹・・・?」
「すげえ・・・。」
しかし野球部の存在には気づかず、ただヴァイオリンに集中してるは一人何も見えなくなっていた。
音が沈む。
いい音が出ない。
「も、もう一回。」
すっと息を吸い込んで荒々しく弓をうごかす。
そこに廉がの腕を掴んだ。
「!!!!!!!!」
「っ!弦が切れる!」
「れ、廉?」
「どうしたの・・・・」
「何が、てか、きゃあ!」
やっと存在に気づいたのかその場でへたりこむ。
「ねぇ。、さっきの音・・どういうこと?」
「べ、別に。」
「の音らしくなかった。よ。」
双子だからか判るのか廉はさっきの音をとは認めなかった。
「そっかな。」
シンと気まずい雰囲気が漂う。
「なぁ!」
その雰囲気を遮ったのは田島だった。
「それヴァイオリン!?すげー!!!!!!!」
目をきらきらさせこっちにずんずん進んでヴァオリンを見てくる田島を見てくすっとは笑った。
(そうだ・・・私、ヴァイオリンをやる前こんな顔してたんだ・・・。)
「ちゃんってすごいね!弾けるの多いの!?」
「いやいや、そこまで多くはないんだけど・・・。」
ヴァイオリンをぎゅっと抱えて水谷と会話をする。
栄口がその中に入ってきた。
「三橋さん、俺、栄口。さっきは驚かせてごめんね。」
「あ、さっきは叫んでごめんなさい。びっくりして。」
にこっと笑うは何よりも可愛く、魅力的だった。
(いいなぁ・・三橋、こんな可愛い子と一緒に住んでたらヤバくない!?)
栄口は照れつつこんなこと一人こんなことを思った。
「三橋さんって呼んで大丈夫?でいいよ?混ざるでしょう?」
(や、優しい・・・。)
「じゃあ・・・ちゃん?」
「なんで疑問系なの?栄口君って面白いね。」
くすくすとは笑う。その笑顔は可愛いどころじゃなかった。
(か、可愛いー・・・。)
(本当に三橋の妹か?めちゃくちゃ可愛い・・・。)
(俺ちゃんと同じクラスでよかった・・・。)
「あ、野球部だよね?花井君いるし、この人数だし。」
「う、うん!」
廉がその問いかけに答えた。
「ど、どうかした?」
「あ、あの、ね、今勉強、してて。」
「うん。」
「で、、に、教えても、らいたくて。」
「うん、いいよ。」
「ほ、本当!?」
「そんな、驚かなくても。いいよ。廉の部屋でやってるの?」
「うん、!」
「そ、じゃあ私が動けばいいね。」
はちょっと待ってといってヴァイオリンを片付けた。
廉に手を引かれて廉の部屋に野球部は移動した。
廉の部屋に入るとどうやら色々分かれているらしい。
「えーっと・・・。」
「あ、俺西広。あのね、あっちが普通組で、こっちが頑張ろう組。俺は一応先生ね。」
「です。わかった。私ってどっちつけばいいかな?」
「じゃあ普通についてくれる?」
「はい、わかった。頑張ってね。」
もう一つのテーブルで田島、廉、西広以外の皆が居た。
「なぁ、・・でいいんだっけ?」
「でいいよ。なぁに、泉くん。」
「ここ教えてくれる?英語なんだけど・・・。」
「あー、と、コレはここ、動詞違うよ。」
「サンキュー。」
「あ、と、俺巣山。ちょっとここわかんないんだけど。」
「えーと、ここは中学校のままだよ。実験の方法習ったよね?」
「ああ、なるほど。ありがとう。」
「いえいえ。」
そのときだった
「れーーーーーーーーーーーーーーーんーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「何?」
「鳥!?」
「鳥だ!でかい鳥が鳴いてる!!」
「「お母さんだ!」」
私と廉は二人だけ反応して下に駆けおりる
それに反応し。田島くん、泉くんと次々おりてくる。
「廉のお誕生日パーティーじゃないの・・・?!」
「な。何いってるのよおかあさん。」
「きょうは、関係なく、呼んで・・・。」
「えええー・・・!」
「三橋今日誕生日なの!?」
も、もう駄目だ私笑いが・・・・。
「お母さん、」
「なに?」
「これじゃあ廉が自分でサプライズパーティーしてるようなもんじゃない・・・・。」
「ブフウッ・・・!」
私達は親子二人でなぜだかウケてしまった。
「じゃあお祝いしようぜ!皆で歌歌って!!!!」
「田島君・・・。」
「じゃあもだろお!!一緒に歌おうぜー!」
「え、私はいいよ!田島くん・・・!」
「でもも誕生日なんだろー!?三橋だけ祝って祝わないっておかしくね?」
「で、でも・・・・。」
「うん、ちゃん一緒に祝おう!」
「水谷くん・・・。」
「もいいだろ?」
「いいの?泉くん・・・。皆・・・。」
「おう!」
「あ、ありがとう・・・。」
「おばさんこれ運んでいいですか?」
「え、ええ、いい子ねえー!!!」
「じゃあ歌うぞ!」
はっぴばーすでーとーゆー!はっぴばーすでーでぃあー!れーん!
はっぴばーすでーとうゆー!
「うわ、あ、」
「ありがとう・・・皆・・・。」
(廉と、今こんなチームにいるのよねぇ・・・・。)
「どういたしまして!」
「おかあさん洗いものいってくるね。」
「う、うん。」
「いってらっしゃい。」
ぱたんとドアをしめる。そのとたん。
「俺お礼はのちゅうがいい!」
田島君がすごいこといいだした。
「え、」
「!!!!!!!!!!」
「や、や・・・ん!」
ちゅっと頬に口付けされる。
「田島君!!!!」
「照れてるかわいいー!」
「もう・・・!」
私は頬を押さえて顔が真っ赤になっていることがわかった。
「(田島のやつ・・・!)」
「(あのやろ・・!)」
何人から殺意が多少田島にぶつけられた。
「そういや。三橋って一番年上?」
「いや、巣山と花井が四月だろー?」
「祝わないですぎちゃったなー・・・。」
そのとき廉がある提案をたてた。
「あ、あの、ろうそく。同じ、だから・・・
「そかじゃあ火つけてもういっかい!」
水谷くんがそういう前に私は
「ちょ、ちょっとまって」
といってヴァイオリンをもってきた。
「ご、ごめんね。私歌自信なくて・・・。こっちで参加する!」
ハッピーバスデーに合せてヴァイオリンをひく。
巣山くん、田島くんがおわる。
「ヴァイオリンって結構綺麗な音するんだなー・・・。」
「うん。びっくりした!」
「そういわれると嬉しいな・・・。」
「でも俺の歌もききたかったんだけど!」
「た、たじまく・・・。」
私は半べで抵抗する。
「誕生日だったんだぜー!?」
「でも私音痴で・・・!」
「そんなことないって!」
「で、でもほんっともー・・・食らえ地獄のシンフォニーなんだよ!」
「だいじょうぶ!」
「耳腐るよ!」
「多分腐らない!」
「笑っちゃ駄目!」
「笑わない!」
「じゃ、じゃあ。は、はぴばーすでーとーゆー・・」
私は最後まで歌いきると涙が恥ずかしさででてきてしまった。
「さんきゅーーかわいかったー!」
ぎゅっと田島君に抱きつかれる。
「たたた、田島くん!?」
「なんで泣くんだよー!すっごい可愛かったぞ!歌!!!」
「そうだよちゃん!」
「で、でも、わ、私音程とれてなくって・・・。」
「そんなことないって!」
「ご。ごめんね。」
「な。三橋。あれって投球練習場?」
「う、うん、」
「ちょっといってみねえ?」
廉は百発百中。
皆がそれはすごいという。
そりゃそうだろうな。
廉の努力なんだから。
「行こうな甲子園!」
「う、うん!」
廉を私は影からでしか応援できないのかも。
けれどそれでいい。私には・・・それで
「なぁ。も投げてみてくれないか。」
「え。何いってるの阿部くん・・・。」
「5球でいい。」
「・・・・。」
「、投げてみてくれよ!んで俺うちたい!」
「・・・・・私が・・・?」
ボールをひとつつかむ。
ひゅっと足をあげて。
シュゴーーーーーー!っと音をたて
ぱすんと廉のガムテープにあたる。
楽しい。と思った。
そのままその速さで5球。
「・・・5球だよね?」
「ああ。」
「今の130はでてなかったか?」
「・・・・ちゃんってすごい投手なの?」
「こいつ。シニアで四番やってたんだ。」
「あ、阿部くん・・・どうして・・・。」
「とびぬけた野球センス。
欠点はただ、女ということだけだ。」
「でも、女だから今後は試合でるのは無理だろうな・・・。」
「・・・っ。」
「だけど。俺らでつれてこうぜ!を!甲子園に!!!!!」
「阿部君・・・・。」
「うん、俺らがつれてくよ!」
「これが誕生日プレゼントでいいか?!!」
「う、うぇ、あ、ありがとう、ごめんね。本当に前あんなこといっちゃってごめんね・・・!」
私は阿部君のシャツをつかんでぽろぽろ涙を流す。
「いいって!ほら泣くなよ。」
「う、うん、でもなんか、嬉しくて・・・。」
みんながにっこりして私が泣き止むのを待ってくれた。
廉は、今こんなチームにいるんだ。
そんな時、
「ー!」
「準さん!?」
「おじゃまします。」
「な、なんで?」
「近く通ったから。お前にプレゼント渡しそびれてたし。」
「え。え。でも」
準さんは私の頭に手を置き自分のほうに引き寄せ
ちゅ
「!!!!!!!!!!準っさん!!!!!?」
「誕生日プレゼント。」
「え、え。え?!」
皆居る中でこちゅーされて
私は時が止まったかのようにカチンコチンになって
頭がまっしろになった。
「じゃあな。」
「え、うん!」
包み紙をぽんと手に包み紙を渡され準さんはそのまま自転車で帰っていってしまった。
「・・・・・。」
「まるで嵐だな・・・・。」
私はくらっときて廉になだれこんでしまった。
「!」
みんなが勉強をしてる間私は色々ありすぎて
気を失っていた。
がばっと私は起きる。
どうやら廉の部屋。
「!」
「ちゃん大丈夫ー?!」
「ー!大丈夫か!!?ゲンミツに!」
「廉、水谷くん、田島くん・・・・。ごめんね・・・。」
「、どうしたの?熱?病気!?」
「廉、貧血だから、大丈夫。ありがと・・・。」
「そだ!!!」
「な、なに田島くん・・・。」
「さっき球投げてるときパンツみえてた!!水色の!!レース!」
「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「なっ!田島・・!」
「み、皆・・・見た・・・・?」
『・・・・・。』
「う、うわあぁあん・・・・。」
何だこの嬉しいのか悲しいのか判らない日は!