「あ、梓!」
「はよ、。」
「お、おはよう!」
少し頬を染めて隣を歩くはしおらしく俺の脚の速度にあわせて
頑張って歩いていた。
「三橋みてえ。」
「何よ・・。もう。」
俺はくすりと笑うとの頭をがしがし撫でた。
「わ、わ!」
「行くぞ!」
恥ずかしがってる彼女が、愛おしく、可愛く。
俺はの手を握って笑っていった。
「わ、私、さぁ・・・その。」
「ん?」
「恥ずかしいだけど。ネ。」
昨日告白してからとてもじゃないけどと俺はそんなに変わらないはず。
なのにはすごくこの手を握ること。
が特別なように頬をそめた。
数週間前の三星戦では自分から握れっていってきたくせに。
「西広ー!ナイスレフトー!」
「捕ったよおお!」
グラウンドに西広の声が響いた。
綺麗に上がったフライを西広がとったのだ。
「おお、初キャッチ!」
「うんうん。」
「初キャッチって嬉しいよね!まりあちゃん!」
「そうね!ちゃん!うれしいよねえ・・!」
「さて、今日も2つ勝ったね!練習試合全勝で試験習慣に入れるわけだけど
皆勉強してる!?」
ピシっと皆固まった。
こいつら・・・・。なにやらも挙動不審だ。
すべてがやばい三橋、田島。
どうするんだこいつら・・・・。
と思っていたら俺にすべて押し付けられてしまった。
「しょーがねェな今日付き合えるヤツ付き合え!俺、英語はやれっけど
数学は怪しいし、生物は無理だ!」
「つーかオレにも英語教えてくれ。」
「は?」
「オレに古典を!」
「古典はオレが教えてやっから数学たのむー!」
「オレも英語ー!」
「全員になっちゃうな、場所どうすっか、ファミレスかぁ?
でも絶対ガヤガヤしちゃうしなー・・マックも一緒か。
図書館は今日あいてねーよなァ・・・・。」
トンと泉につつかれてわかった。三橋がオレの家でといった。
三橋ってすげえ金持ちなんだな・・・・。
「、」
「あ、梓。」
私服のこいつを久々に見た。
相変わらず可愛いし少しどきっとした。
「お前、今日ヒマ?」
「え、まぁ、一応ヒマっていったらヒマだけど・・・。」
「得意教科何?」
「英語以外。」
「苦手は?」
「英語。」
「よし、三橋ん家行くぞ!」
「は!?」
ということで三橋の家にも行くことになった。
「廉君の家あがるなんて久々ねー。おばさん元気?」
「い、今は、仕事で、いない!よ。」
「そっかー。残念。」
三橋とは仲がいい。
三橋の部屋に入ると明るいテラスのような可愛らしい部屋だった。
「おい、この机ホコリが掘れるぞぉ・・・?なんで時間割そろえてる形跡すらねえの?」
「だってこいつらの机の中満パイだもん。」
「・・・・。あ、これ!」
は何かを発見したように三橋に問いかけた。
「これ、ハマちゃんのグローブでしょ!?」
「そ、そうだ、よ!」
「やっぱりー!うふふ、懐かしい。」
はにこりと笑うとグローブを撫でた。
「そういやと三橋って幼馴染だったよなぁ。」
「やっぱあれ?アルバムとかあるの?」
「あ、あるよ!」
「廉君!ださないでいい!ださないでいい!」
取り出したアルバムに一年生らへんの三橋とがうつっていた。
「うわぁー。かわええー。」
「髪長かったんだー。三橋はかわってねーなぁ!」
写真に写ってるは腰まで髪が長くリボンのようなカチューシャをして
おしとやかなイメージだった。なぜかいつも巫女服が多い。
「だ、ださないでいいっていったのに!って、あ、これ!ハマちゃん!」
「なつ、かしい!でしょ?!」
「うんうん。」
ぺらりぱらりとめくってくとが小刀をもって何かの祭壇で舞ってる写真があった。
「これって・・・?」
「あー、鳴子宮神社の舞かぁー。懐かしいー。」
がなにやら真剣な目つきに変わった。
「さ、勉強にうつりましょ!」
はぱたんとアルバムをとじると机にちらばせた。
「ねー、これいつのー!?」
「はいはい、また今度ね。」
田島の質問が完全流された。
「さて、英語だけど。お前はドンだけひどい?」
「・・・・・。」
「ええええ・・・・・。」
「酷いっていうか、最悪ですみたいな。」
「・・・テストちょっとみしてくんない?」
「・・・・はい。」
「うわ、ひでえ。」
「・・・・ひでえはないでしょ!苦手なんだから!わからないのよ!」
「・・・・・他のみせて。他の教科。」
「はい。」
がわからない。
「なんで他の教科は90点以上上で現国は満点とってんだよ。」
「英語だけが苦手なのよ!」
「お前がわからんわ!」
その後、三橋の誕生日会が開かれることになった。
「はっぴばーすでー三橋ー!」
「廉君。はいこれ。」
「ん?むぐ!」
「実は今日帰り渡そうっておもってたんだけどね、廉君の家にいくことになったから。」
リストバンド。つけてくれればうれしいな。」
「ああ、あ、ありがと!」
「あは、いいよ別にー!幼馴染だもん!」
お、俺にはなんもなしだったような。
その後、三橋の投球練習を見た。
百発百中、的にあたるボール。
全員唖然としてみていた。
「甲子園行こうな!」
「行きったい!」
「おまえかわったなァ!始めてあった日にゃ「ムリだ」っつって
モモカンにケツバットされたんだぞ!」
「あ〜あったあった!」
「実はオレあんときびびってさ!」
「オレもー!」
「的当てはおわり!さー、勉強勉強!」
阿部にしきられまた勉強にもどった。
「あ、あの、私そろそろ帰ろうかな?」
「あー、じゃあ俺送ってくわ。」
野球部の皆にまたあしたなーと見送られる。
空はカラっと晴れていてしばらくぼけーと空を見上げていたら
ふいにがちょいと俺の制服をつかんだ。
「どした?」
「ああ、あのあのあののっ・・・あのねッ!」
「すげえどもってんぞ。」
「これ!」
ぼすっと渡されたのはなんだか綺麗にラッピングされた紙包みだった。
「開けていいか?」
「う、ん。」
はこっ恥ずかしそうに頷いた。
「これって。」
「誕生日おめでと。遅れて悪かったわね。」
顔真っ赤にして言われても説得力がねぇけどな。
可愛いけど。
渡されたのはリストバンドとプレートチェーンと小さなオルゴールだった。
「さんきゅ。ぶは、音楽、栄光は君に輝くじゃん。」
「いいでしょ!?別に!文句いうならあげないわよ!?」
プレゼントの袋になにやらレシートが入ってた。
「おまえなぁ・・・レシート抜けよ。」
「!?か、ちょ、え!返して!」
何気なくみたレシートの日付は4月27日で俺の誕生日の一日前だった。
「・・・おまえ・・・。」
「悪かったわね。渡すタイミングとか。全然わかんないし。ずっと鞄の中に入ってたのよ。」
ああ、
俺の彼女はなんて
可愛い奴なんだろう。
「好きだぞ。」
「何よ!?いいいいい、いきなり!」